海賊版CD(不正コピーされたCD)と知らずに購入してしまいました。罪になってしまいますか?

A:罪には問われません。

海賊盤とは作者に無断でコピーした非合法な商品のことです。
(海賊とも書きます)
当然のことながら海賊盤を販売するのは犯罪です。

一昔前の海賊版と言えば、露店などで売られているようないかにも怪しいものでしたが、近年ではインターネットオークションなどで正規品と偽って海賊盤が出品されているケースがあります。
このような違法な商品を購入した場合であっても、著作権法では購入者を罰するようにはなっていないため罪に問われることはありません。
たとえ海賊盤と知っていて購入しても…です。
しかし海賊盤に手を出すことは作者にとって不利益なことですから避けましょう。
(⇒なぜ著作権は必要? )

ただし海賊版業者の摘発等で購入者が割り出されるなど、何らかの理由で海賊盤を購入したことが発覚した場合、破棄命令が出される可能性はあります。
また海外で購入した場合、関税で没収となることもあります。

インターネット上の海賊盤について

海賊盤を購入すること自体は罪にならないと説明しましたが、インターネット上からのダウンロードの場合はまた別です。
インターネット上に出回っている海賊盤を、違法なものと知りながらダウンロードしてしまうと違法ダウンロードとなり罪となる可能性があります。
(⇒違法ダウンロードについて参照)